3月は卒業シーズンであり、新年度が始まる4月に高校や大学に進学したり、進学はしないけど地元を離れて別の場所で生活をする人が多いと思います。
その一方で、遊びで使うお金や一人暮らしの生活費の為に「アルバイトを探さないとな~」とも考えるでしょう。
しかし、アルバイトとっても様々な業種や会社があり、どの仕事をすれば良いのかわかりませんよね。
そして、アルバイトをするには履歴書を書いて面接をする手間があるので、出来ることならすぐに辞めて別のところで働くことは避けたいと思うでしょう。
そこで今回は、僕がこれまでにやってきたアルバイトの経験談を元に業種別のアルバイトの仕事内容や環境を解説して、長続きする職場の条件をご紹介します。
これまでアルバイト経験がない人は是非最後までご覧ください。
業種別アルバイトの仕事内容と環境を解説
まずは、これまでに僕がやってきたアルバイトはこちらになります。
- コンビニ
- スーパー
- 個人経営のお店
- チェーン店のお店
- 携帯ショップ店員
- 事務
- サポートセンター
- 日雇いイベントスタッフ
これらの仕事内容や人間関係、時給などについて詳しくお話ししていきます。
アルバイト1:コンビニ
僕は最初コンビニでアルバイトをしました。
コンビニの仕事内容は基本的にレジと品出しと掃除などが主となります。
コンビニは基本的に2~3人体制で、深夜帯などはワンオペの時もあります。
まず、コンビニの仕事内容は1つ1つの仕事は大変ではないのですが、とにかくやる事が多いです。
店内はやや狭いと言っても、商品の数は多く場所を覚えないといけません。特にタバコは200以上の種類があるので覚えるのがマジで鬼畜です。本当にタバコを取り扱ってないお店で働くことをオススメします。
また、レジ打ち一つとっても決済手段が多く、ボタンの位置や操作や返金方法など覚える事が多いです。
そして人間関係なのですが、アルバイトの入れ替わりは激しく、1年で結構メンバーが変わります。直営店なら店長もコロコロ変わり、良い店長ならメチャクチャ楽ですが、悪い店長だと仕事押し付けたりサボりに行ったりするのでこの辺りはガチャ要素が強いですね。
僕はポプラ、セブン、ファミマの3社で働いていましたが、やる事や仕事の環境はほとんど変わりません。それよりも直営店とオーナー店の違いの方が結構違います。とは言ってもオーナー店と直営店の見分けは本当につかないので、この辺り分かる方がいたらコメントで教えてください。
あと立地も大切で治安が良いコンビニの方が客層が良く、治安の悪い場所は本当にめんどくさい人が多いです。
コンビニで働くメリットとしては、バイト募集の張り紙があったら採用されやすく、どこにでもあり家から近い場所で働く事が出来るでしょう。また、一緒にシフトに入る人が少ないのでコミュニケーションが結構取りやすいのはメリットです。
デメリットとしては、仕事内容が多いのに対して時給が安いです。基本的に最低賃金に設定されいます。
また先ほどもご紹介した通り、社員のガチャ要素が強く、良い人がいても、すぐに入れ替わる事があります。
アルバイト2:スーパー
次にご紹介するのはスーパーです。
スパーの仕事は男子は品出し、女子はレジに配置される傾向があります。
品出しはお米や大量のペットポトル飲料など重い商品を数多く持つことになるので結構体力的にキツいし、腰を壊すことになる。ちなみに僕はなりました。
レジだとお客さんが来ないと暇で時間の経過が遅くなり、夕方のピーク時間はどんなに捌いても行列ができるのでレジも結構大変です。
早朝から昼間は基本的にパートの人で枠が埋まっているので、夕方から夜にかけてのシフトに入ることとなり、この時間帯に仕事をしたいなら安定してシフトに入る事ができます。
時間のほとんどは一人で接客をしたり、品出しをする事となるのですが、担当部署の社員さんやパートの人など様々な人が働いているので、コミュニケーションを取る必要はあります。
上手く人間関係を築けれると働きやすい環境になりますし、人間関係が築けれないと結構居心地が悪くなります。
時給はお店によって異なりますが、コンビニよりは良く。特に大きい店舗は時給が高くなる傾向にあります。
アルバイト3:チェーン店の飲食店
次にご紹介するのはチェーン店の飲食店です。
僕は全国展開している某ファミレスと某貴族で働いた経験があります。
チェーン店はマニュアルがしっかりあるので早く仕事を覚えることはできますが、それ故に仕事内容が単調でスキルアップに繋がりにくいです。
やる事が単調で、仕事に慣れたらつまらなく感じるかもしれません。
そして、有名チェーン店となるとお客さんはかなり多く、ひたすらオーダーを処理しなければならないので結構大変でした。
基本的に無料の賄いはなく、店内の商品を値引きで食べる事が出来るのが多い傾向にあります。
同じシフトに入る人の数は店舗の大きさや時間帯によって異なり、早朝のファミレスなら2人で、居酒屋ならピーク時間の夕方は6人で暇になる深夜なら3~4人といった感じでした。
同じシフトに入る人は多く、一緒に働く人とのコミュニケーションは結構大切で、嫌われると裏で陰口を言われるとか日常茶飯事です。
しかしながら、コンビニと同じく人員の移動が激しいので、人間関係はコロコロ変わります。
そして、慢性的に人手が足らない傾向にありますので、募集がかかっているお店で面接をしたら高確率で受かるでしょう。
近隣店舗へヘルプに行くことも珍しくなく、自店舗のシフトが埋まっていても別店舗で働く事が出来ます。そして、時給は高い傾向にあるので、稼ぎたいならオススメです。
アルバイト4:全国展開していない飲食店
次にご紹介するのは全国展開していない飲食店です。
僕は都内しか店舗を構えていない居酒屋でキッチンをしていた事もあります。
チェーン店に比べてスタッフの数は少なく、フリーターなら1日中シフトに入ることもあります。ちなみに僕は基本的に12時から23時まで働いていました。
勿論、決まったメニューがありレシピ通りに作るのですが、メニューの開発や賄いを作るなど結構応用が必要ではあり、ホールでもお酒などをオススメして売り上げを伸ばすことが必要とされていたので、意外と営業能力が求められていました。
この辺り、普通のチェーン店より仕事はきついと思いますが、スキルは身につける事ができます。
少ない人数で長時間お店を回すことになるので、体力的には結構キツイです。
人間関係はやっぱり人によって異なり、めちゃくちゃ良い人もいれば、かなり人によって態度を変える人もいます。特にキッチンを勤めている料理長クラスの人は癖があるように感じます。
とは言っても、シフトには同じ顔ぶれが入る事が多いのでチェーン店よりも人間関係は良好に築きやすいと思います。
時給はチェーン店とあまり変わらない傾向にありますが、極端に人手が足らない場所やスキルを身につけてより多くの仕事をこなすと昇給やしやすいと思います。
アルバイト5:携帯ショップ店員
次にご紹介するのは携帯ショップ店員です。
上京して最初は携帯ショップで働いていました。
携帯ショップは派遣社員として働いていたので今回の趣旨とは少し違うと思いますが、家電量販店などで携帯販売のアルバイトがあるので、ご紹介します。
携帯ショップ店員は手続きよりも営業の方がメインです。
スマホやキャリアからのバックが多いアクセサリーやカードなどが売れるように営業トークすることを求められます。
僕は、ノルマが無いと言われて入ったら店舗ノルマがあり、それを分割して個人のノルマも設定されていました。何より、上からの圧が辛かったですね。
商品が売れたらめちゃくちゃ褒めてくるけど、売れなかった時はネチネチと詰められます。その為、同僚などの横つながりは円満にいきやすいのですが、上司と部下の関係には溝が生まれやすいです。勿論親しみやすい上司もいます。
まさしく、ビジネスマンや営業グループのような感じです。
給料に関しては僕の場合月給制だったのですが、家電量販店のバイトでも1500円以上の募集はあるので結構良い方だと思います。
しかし、お客さんが求めているものより、売らないといけない商品を勧めないといけないので結構メンタルダメージは大きいです。
だからと言って、オススメできない訳ではなく、営業トークは磨く事ができ、営業職の仕事に就いたり、YouTubeやブログなどの商品紹介に活かす事ができるスキルを身につける事ができます。
と言っても、現在は格安SIMが主流になっているので、働くにしてもキャリアショップで働くではなく、家電量販店の方が良いですね。
アルバイト6:事務職
次にご紹介するのは事務です。
事務は基本的にデータの整理や他の部署に渡すデータの作成が主な業務になります。今回ご紹介する中では多分一番楽な仕事ですね。
僕がやっていたのは、オフィスビルの一室でスマホ代理店の商品在庫などの管理をしていました。
同じ部屋に様々な部署があるのですが、基本的に他の部署と連絡することはあまりありませんでした。
なので、同じ部署の3~4人くらいしか基本的に接する事がありません。
データ整理はExcelを使っていたので使い方から関数などのスキルを身につける事ができることはできました。
Excelが使えると今でも就職する時の強みとして使えると思います。
時給は6年前の都心の職場で1100円だったので、高くもなく低くもないといった感じですね。
今後内勤で働きたいと思っている人は、やってみても良い仕事だとは思います。
ただ、ずっと座りっぱなしで腰とケツが痛くなりやすい事とと、閉鎖された空間なのでインフルエンザなどにかりやすいのがネックですね。
アルバイト7:サポートセンター
次にご紹介するのはサポートセンターです。
お客さんからのメールや電話対応が主な仕事内容となります。事務と同じくほとんどの時間を座った体制で過ごすのでけつや腰が痛くなりやすいです。
メール対応ならあまりメンタルが削れることなく働く事が出来るのですが、電話対応となるとメンタル的に結構キツイです。
基本的に管理職の人が1人いて、10人前後のスタッフがいるというスタイルが多いようです。
イレギュラーの問い合わせ内容が来ることも珍しくないので、人と相談しながら仕事を行う必要が出てきます。なので1人で黙々と作業したい人には向かないです。
また、そこそこ人数のいる閉鎖的な空間なので、どうしても派閥ができて人間関係に問題が起きやすい印象があります。
時給は良い傾向にあり、高ければ1500円以上の場所もあります。深夜なら手当がついて2000円近くまで上がるので、稼ぎやすい仕事ではありますが、夜勤は本当に体に悪いので個人的にはオススメできませんね。
アルバイト8:イベントの派遣
最後にご紹介するのはイベントの派遣スタッフです。
イベントの派遣スタッフはゴミの処理や店舗のスタッフや設営など様々あります。
設営とスタッフに関しては募集項目を見て自分で選べるのですが、配属される場所は当日に言い渡されます。
スタッフは基本的に長時間立ちっぱなしであり、設営は力仕事なので結構体力を使います。
人間関係はその日限りの付き合いがほとんどなので、この辺りはあまり気にする必要はないでしょう。
給料は基本的に日給制であり、8000~10000円が相場です。時給換算だと1000円くらいですね。内容によってはもっと時給が良い仕事もあります。
また、当日手渡しで給料を貰える現場もあるので、すぐにお金が欲しい時に助かります。
イベントスタッフで最も思入れがあるのは、高校の時に花火大会のスタッフで呼ばれた時で、基本的にゴミ箱の前に立って、花火が上がったら人がいないので花火を見ていました。
長続きするアルバイト先の条件
ここまで様々なアルバイトについてご紹介してきましたが、僕がアルバイトをしきた経験で時給はあまり気にしなくて良いです。
「いや、アルバイトをする上で時給が最も重要でしょ!」と考えがちですが、アルバイトは結局給料は似たり寄ったりです。
それよりも以下の内容が大切です。
- 職場までの近さ
- スキルが身につく
- 人間関係
僕は片道1時間くらいかけて通っていた職場や家よりも学校に近い場所で働いていたこともあるのですが、家から遠いと通勤時間だけで時間を消費することになります。また、学校に近い場所なら下校途中に働く事ができますが、学校がない日でも学校の近くに行かなければなりません。
移動時間が長いと時給は発生しないのに仕事のために費やさないといけない時間が増えて結局損をするんですよね。
また、スキルが身につけば就職活動においても有利になります。
事務職の仕事を希望するのなら、スーパーで働いていた人よりも事務職の経験がある人の方が採用したいと思われるでしょう。
料理スキルも自炊ができるようになったり、営業を通して人とうまく話せれるようになるなど生活面で使う事もできます。
そして何より、職場で一番大事なのは人間関係です。
そこで働いている人に関しては入ってからでないと分からないのですが、人間関係がよかったら、シフトに入っている数時間楽しく仕事をする事ができ、自分から率先してシフトに入たくなりますが、逆に人間関係が上手くいかなかったら仕事と人間関係のストレスを抱えることになり、働きたくない気持ちが強くなります。
先ほどもお話しした通り、アルバイトの時給は大した変化はなく、より多くのシフトに入った方が月収の増減に大きく影響します。
なので、職場における人間関係が最も重要で、一緒に働きたいと思える職場が一番良い職場です。
この動画の内容を今後のアルバイト選びの参考にしてみてください。