職場で働いて、悲しくもないのに突然涙が出たり睡眠時間をとっていないのに寝れないといったことはありませんか?
僕は大学を卒業して、新しい職場で働き始めた時にこのような悩みを抱えていました。
最初は思った以上にキツい仕事に体力が無くなって来ていると感じたのですが、症状が悪化したので内科に診察に行ったのですが特に異常がみられませんでした。
その後に精神科での診断を勧められ、その結果適応障害という診断を受けました。
今回はこの適応障害になった時の話をご紹介していこうと思います。
適応障害とは?
適応障害とは、一種の精神的な病気です。
環境や出来事に対して、耐えられないストレスを感じ続けると体に症状が出るようです。
僕の場合は、地元広島から出て、周りに知り合いや同期がいない三重県の職場で長時間働いていたことから適応障害になったと思われます。
どのような症状?
適応障害になると、
- 疲れているのに寝れない
- ふと涙が出る
- 常に憂鬱な気分になる
- 過剰に心配になる
などの症状が見られるようで、僕の場合は一日15時間働いているのに深夜2時まで寝れずに、朝の5時に目が覚めたり、食欲が無くなったり、
「僕はこのまま働いていいのだろうか?」
「僕はなんでここで働いているのだろうか?」
という事を常に感じるようになりました。
適応障害になりやすい人の特徴
適応障害はなりやすい人となりにくい人がいるようです。
ここからは、適応障害に陥ってしまうかもしれない人の特徴についてご紹介します。
急激な環境の変化
環境の変化は精神的に大きな影響を与えるため適応障害になるトリガーになりえます。
大学生時代は精神的な病気と無縁でしたが、社会人になってから
- 広島から三重県に引っ越し
- 常に周りを気にした人間関係
- 仕事中心の生活
このような環境の変化が適応障害のトリガーになったようです。
真面目な人
真面目な人も適応障害になりやすいです。
真面目な人は、
「仕事を早く覚えなければならない!」
「言われたことはきっちりこなさないといけない!」
「早く一人前にならないと!」
など、無意識に精神を追い詰める傾向にあります。
このような、ストレスが積み重なり体が耐えれなくなった時に症状として出ます。
職場で適応障害にならないために
正直、適応障害はかなり辛いですし、仕事にも支障が出ます。
しかし、精神的に追い詰めらられた状態で更に、「頑張らないと!」と思うと体は限界を迎えて取り返しのつかない事になります。
なので、適応障害にならないように心のケアは必要ですし、症状が出始めたら対処する必要があります。
ここからは、僕が適応障害になって完治するまでに行った事をご紹介します。
定時退社で帰らせてもらう
僕自身、他の人が残業しているのに自分一人が帰る事に罪悪感がありました。
しかし、病院の先生から心のケアのため無理をしない事を言い渡されて上司に定時退社をしてもらう事にしました。
(まぁ定時に帰ることは普通なんですけどね)
職場の環境は常に仕事に対して意識が入ってしまうためストレスを抱えやすい環境です。
そのような環境から、少しでも離れて精神的に楽にすることがとても大切です。
なんでも話せる人に悩みを打ち明ける
親や同期や地元の友達など自分の悩みを人に話すことが一番効果が高いと思います。
自分の悩みを打ち明けずに抱え込むことが症状を悪化させるでしょう。
このような状態を打破するためには、悩みを自分で抱え込まない事にあります。
同期や地元などの自分と近い状況下にいる人なら共感をしてもらえらり、慰めてもらえたり比較的に話やすく、自分が抱えている問題を余さずに話すことができるでしょう。
同期とは研修などで会う機会はあったので会える時は一緒にご飯に行ったりして、より多く話すようにしました。
無理せずに精神科医に行く
適応障害になると「自分はもっとできる」と判断能力が落ちてしまうのでプロの意見を聞くことが一番大切です。
もし、体に異変を感じたら迷わずに病院にいきましょう。
精神科医は行きにくいイメージがあるかもしれませんが、精神的な病気を見る場所、というであるためリラックスできる空間です。
必要に応じて薬も処方してくれるので普通に暮らしていても、治りが早くなります。
仕事は長距離走のようにペース配分が大事
心の病は、多くの人に認知され始めましたがどうしても、「心の病は甘え」と思う人もいるでしょう。特に、新社会人は「これが仕事なんだ!」と心にしまって無理をする傾向にあります。
しかし、適応障害は体に症状が出る病気なので無理は禁物です。
仕事は何年も何十年も付き合っていかなければならないことなので、最初から頑張りすぎても身が持ちません。
無理だと感じたら迷わず、病院に行って適切な対応をして、長期的に続けれるように時には休んでください。