僕は2015年に初めてiMacを買って以来、家の中ではメインPCとしてずっと使っています。6年間も使っていれば動作が遅くなり、1度は初期化をして動作を軽くしましたが、買った当初の動作速度を取り戻すのは不可能でした。
2021年5月から大幅に変更したiMacが発売されて、買い替えようかと悩んだ末に、今回のiMacは買わないことにしました。
この記事では、僕が新しく発売された24インチiMacを買わない理由についてご紹介していきます。
従来の製品と比較する新型iMacの特徴
従来のiMacと比べて、新型iMacは様々な変更点があります。
- M1チップ搭載
- ポップで豊富なカラーバリエーション
- 薄型のモニター
- ロック画面を指紋認証で解除できるキーボード
M1チップ搭載
従来のiMacにはインテル製のチップが内蔵されていましたが、今回の新型iMacからAppleが独自に開発したM1チップを搭載しています。
パソコンにはGPUやCPUと言った様々な部品で動作しています。従来のチップではパソコン本体の性能を上げる事に限界がありました。
しかし、M1チップはAppleが作るMac専用に設計されているので、他社との部品の互換性能を気にする事無く最高のパフォーマンスが発揮できる様になります。
今回のiMacは従来よりも、動作が早く電力供給も効率化している様です。
中型の薄型のモニター
新型iMacは見た目も大きく変化しています。従来は21インチと27インチの画面サイズが主流でした。
今回新登場したiMacの画面の大きさは24インチです。以前と比べて大きすぎず、小さすぎずという感じでしょう。
また、従来のiMacは画面の後ろは少し膨れ上がった形をしていましたが、新型iMacは背面もスッキリした完全薄型の液晶モニターとなっています。
ポップで豊富なカラーバリエーション
従来のiMacはシルバー一択でしたが、今回からカラーバリエーションが豊富になりました。
全7種類のカラーから選ぶ事ができ、前面とスタンド部分は薄く、背面は濃いい色合いが特徴です。
なおシルバーのみ一色で統一されています。
ロック画面を指紋認証で解除できるキーボード
以前からiMacを買ったら付いてくるMagic Keyboardも、今回新しくなりました。
本体と同じ色のMagic Keyboardが付いており、Mac Book Proと同じ様に右上の指紋センサーに指を置くだけで画面のロックを解除できる様になりました。
新型iMacを買わない理由
今回の新型iMacは従来よりも大幅な変更がされましたが、購入しないと決めた理由が多数あります。
- スペックが微妙
- 従来よりも値段がお高め
- 同じM1チップを搭載しているMac Bookの方がコスパがいい
スペックが微妙
Apple製品は後付けて性能を上げることは出来ないため、購入時にスペックを決めておく必要があります。
iMacは持ち運びが不可能なので、自宅で使う事を考えますが、メモリが8Gと16GBしか選ぶ事が出来ません。
M1チップで従来よりもスペックは上がっているとはいえ、16GBまでしか上げれないと考えると、今後重いデータを扱わないといけなくなった時に不安が残ります。
見た目が微妙
今回は外見のデザインも一新されましたが、ポップなデザインを求めていない僕にとっては、正しく微妙だと感じました。
また、メモリーカード用のポートが廃止されて、USB3用のポートが欲しい場合は上位のiMacを買わないといけません。
Thunderboltケーブル対応のApple製品が増えてきましたが、他社との互換性がどんどん遠ざかっている様な気がします。
同じM1チップを搭載しているMac Bookの方がコスパが良い
M1チップを搭載しているMac BookとiMacを比較してみました。
iMac | MacBook Air | Mac Book Pro | |
最低価格 | 154,800円 | 115,280円 | 148,280円 |
CPU数 | 8コア | 8コア | 8コア |
GPU数 | 8コア | 8コア | 8コア |
ユニファイドメモリ | 8~16GB | 8~16GB | 8~16GB |
ストレージ | 256GB~2TB | 256GB~2TB | 256GB~2TB |
インチ数 | 24インチ | 13.3インチ | 13.3インチ |
この様に現在M1を搭載しているMacの性能とカスタマイズできる事は殆ど一緒でありながら、iMacの値段が割高である事がわかります。
MacBookよりiMacが優れている点としては内部カメラの画質が良いのですが、使わない人にとってはあまり魅力的に感じないでしょう。
今後のiMacに期待
ディスクトップパソコンはノートパソコンよりも安い傾向にありますが、今回発売されたiMacはMacBookとほぼ同スペックながら高い価格で設定されている為、あまり魅力を感じなかったのが結論です。
自宅で使用をするならMac Bookよりも性能は上げときたいところですが、同じスペックしか上げられないのなら無理に買い換える必要はないでしょう。
iMacは常にスペックが上がった上位互換を発表してきたので、今後新しく発表されるiMacを期待しながら待とうと思います。