今回はiPhoneからWindowsパソコンに動画データを転送する方法をご紹介します。
iPhoneを使っている人はよくカメラで動画を撮っていると思いますが、パソコンで動画を編集したいと思った時にWindows OSにはどのようにデータを送れば良いのか悩んだことはないでしょうか?
MacであればAir Dropで簡単に送る事ができますが、Air DropはAppleが開発した機能なのでWindowsでは当然使う事ができません。
しかし、Air Dropの機能が使えなくても動画データを送る方法はいくつかあります。
その中にAir DropのようにiPhoneからWindowsパソコンに無線で簡単にデータを送る方法もご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。
iPhoneからWindowsパソコンに動画データを転送する方法5選
iPhoneからWindowsパソコンに動画データを送る方法は以下の5通りです。
動画の送り方
- ケーブル接続
- 外付けSSD
- クラウド
- ギガファイル便
- Documents
これらの方法で動画データを送る事ができますが、それぞれメリットとデメリットがあるのでその点も踏まえて詳しく解説していきます。
接続ケーブル接続
まずパソコンとiPhoneを有線で繋ぐ方法です。
データの転送方法といったら昔からある方法なので抵抗なく利用する事ができると思います。
iPhone14より以前のモデルならiPhoneはLightning端子ではありますが、片方がUSB-CまたはUSB-A端子になっているケーブルを持っていると思いますので接続自体は問題なくできると思います。
ケーブルを接続して動画データを送るにはフォトかフォルダー→PC→Apple iPhoneから動画データを送ることができます。
フォトの場合は一度読み込まないといけなく、iCloudにあるデータは表示されません。
Apple iPhoneからはiPhone内にある動画データを転送することができます。ただし、月別でフォルダーが分かれているので過去に撮った動画データを送るには探すところから必要になります。
有線の良いところ
- やり方が簡単
- 安定してデータを転送できる
有線の悪いところ
- ケーブルを接続する手間が発生する
- 操作がめんどくさい
外付けSSD
次にご紹介する方法がSSDを使う方法です。
やり方は簡単でiPhoneの送りたいデータをSSDで一時的に保存して、Windowsパソコンに挿してデータを取り込む方法です。
こちらも有線と同じく安定して動画データを送る事ができます。
ただし、当然ながら外付けSSDが必要になります。
動画を送る為だけだとしても、SSDは容量にもよりますが5000円から1万円くらいはします。
更にiPhone14以前のモデルの場合はLightning端子なので、USB-Cもついているタイプでないとデータのやり取りができません。
一様Amazonで販売はしていますが、この記事を読んでいる段階では持っていないと思いますので、データを送る為だけに購入することになります。
SSDの良いところ
- 確実にデータが送れる
- 同時にバックアップも取れる
SSDの悪いところ
- SSDを購入しないといけない
- iPhone14以前ならLightning端子とUSB端子両方ついているSSDが必要
クラウド
次にご紹介するのはクラウドを通してデータのやり取りをすることです。
クラウドとは別のサーバーにデータを保存することで、代表的なのはGoogleドライブやiCloudドライブです。
iPhoneではiCloudを使うのが一般的で、iCloud Driveへの保存が簡単ですが、Windowsパソコンでもアカウントを知っていればブラウザからiCloud Driveに入ってデータをやり取りする事が可能です。
ただし、弱点としてまずクラウド上にデータを移動させないといけないのですが、動画となるとそのデータ量が多くアップロードにかなりの時間がかかります。
また、クラウドには基本有料と無料があり、無料の場合グーグルドライブは15GB、iCloud Driveは5GBまでしか使う事ができません。
クラウドの良いところ
- 無線で送れる
- 共通のアカウントがあればいつでもデータのやり取りができる
クラウドの悪いところ
- アップロードにかなり時間がかかる
- 無料だとデータの容量に限りがある
ギガファイル便
次にご紹介する方法はギガファイル便を使うことです。
ギガファイル便はこちらのサイトで送りたいデータをアップロードするとURLを作成する事ができ、このURLをクリックするとデータをダウンロードする事ができます。
URLはkeepメモというアプリで簡単に送る事ができるので、iPhoneとWindowsパソコンでも簡単に動画データを送る事ができます。
弱点としては動画データをアップロードする必要があり、データ量が多いとダウンロードを含めて多くの時間がかかる事です。
ギガファイル便の良いところ
- 無線で送れる
- Windowsパソコン以外のデバイスでもデータを送る事ができる
ギガファイル便の悪いところ
- URLを送る操作が必要
- アップロードとダウンロードにかなり時間がかかる
Documents
最後にご紹介するのはDocumentsというアプリを使う事です。
具体的な使い方は以下の通りとなります。
Documentsの使い方
- iPhoneでDocumentsアプリをダウンロード
- パソコンではWi-Fi Transferをブラウザで立ち上げる(URLはこちら)
- iPhoneとパソコンを同じWi-Fiに接続する
- Documentsアプリに表示されいている4つの数字をパソコンのサイトに打ち込む、もしくはQRコードをiPhoneで読み込む
- 同期したらダウンロードしたいデータをダウンロードする
以上の方法でAir Dropのように無線で動画データを送る事ができます。
弱点としては接続する時や、動画データが大きすぎるとダウンロードできないなど動作が不安定になる場合があることです。
Documentsの良いところ
- 無線で送れる
- アップロードに必要な時間が無い
ギガファイル便の悪いところ
- Wi-Fiが必要であり、サイトとアプリを同期する手間がある
- 接続やデータの送信が不安定
SSDによるデータ転送が一番安定
ここまでiPhoneからWindowsパソコンに動画データを送る方法をご紹介してきました。
どの方法もAir Dropと比べると手間がかかりますが、Documentsを使えば簡単にデータのやり取りをする事ができます。
僕自身も基本的にDocumentsを使ってWindowsに動画のデータを送るようにしています。
ただ、なぜか接続ができなかったり、動画データが送れない事がありましたので、その際は外付けSSDを使ってデータを送っています。
USB-C端子のiPhoneはまだ少ないでので対応している外付けSSDは限定的ではありますが、SSDへのデータ転送速度はデータをダウンロードするよりも圧倒的に早いので実は一番早くデータの転送が終わる手段です。
なので、iPhoneとWindowsパソコンのデータのやり取りはSSDを使うようにしてみてださい。