GoPro HIRO12 Blackを購入したけど使い方が分からないと悩んでいないでしょうか?
GoProは小さなカメラということもあり、結構簡単に使えそうと思うでしょう。
しかし、専門的な撮影方法や細かい設定を変更することができるので、これまでスマホでしか撮影をしなかった人だと使い方に困ることとなるでしょう。
そこで、この記事ではGoPro HIRO12 Blackの使い方をご紹介します。
HIRO12 Blackの基本的な使い方
まず、HIRO12Blackの基本的な使い方についてご紹介します。
HIRO12Blackには2つのボタンがあり、横のボタンで電源を入れることができ、上のボタンで撮影をすることができます。
背面ディスプレイは左右にスワイプするとモードの切り替え、上から下にスワイプすると設定の変更、下から上にスワイプすると保存している映像を確認することができます。
電源ボタンの反対側のカバーを外すとバッテリーとmicroSDカードスロットとUSB-C端子があり、予備のバッテリーやSDカードと入れ替えたり、USB-Cポートから充電や外部機器と接続することができます。
設定の変更
ディスプレイを上から下にスワイプして表示できる設定画面では下記のように変更することができます。
設定変更内容
ボイスコントロールON/OFF:音声でコントロールすることができます。コントロール内容はこちらをご覧ください
電子音ON/OFF:ボタンを押した時などで出る音です
QUIKCAPTURE(クイックチャプター) NO/OFF:ONにすると電源をOFFでも録画ボタンを押すことで撮影を開始することができます
画面ロック ON/OFF:画面をロックします。ロックすると画面の操作ができなくなります。背面ディスプレイをタップして横にスワイプすることで解除できます
フロントスクリーンオプション:カメラ横のディスプレイの表示方法を変更できます
方向ロック:撮影画面の方向をロックします
Maxレンズのセットアップ:別売りのレンズをセットする時の設定です
ペアリング:Bluetooth対応のデバイスとペアリング設定ができます
コントロール:設定をプロかイージーに選ぶことができます
ユーザー設定:細かな設定を変更することができます
Quikアプリの使い方
GoProの初期設定をする際にQuikというアプリをスマホにダウンロードして同期する必要があるのですが、ではこのアプリでどの様なことができるのかについて画面下のアイコン毎にご紹介していきます。
Mural
まず一番左側のMuralですが、こちらはアプリ、クラウド、スマホの中に入っている画像や動画を使ってイベントを作成することができます。
複数枚の画像や動画で作成したイベントは自動で編集されてムービーのように見ることができます。
メディア
メディアはアプリ、クラウド、スマホの中に入っている写真や動画を確認することができます。
スタジオ
スタジオではGoProの動画編集ソフトを使うことができます。
こちらのを使うにはサブスクリプションに加入する必要があります。
GoPro
GoProでは、ペアリングしたGoProの設定の変更や最新のファームウェアに更新することができます。
画面中央にある「メディアを表示」をタップするとGoProで撮影しているデータを見ることができます。そして、データを選んでダウンロードすることもできます。
また、ライブストリームや動画撮影などスマホ側で操作することができたするので、Quikアプリで一番使う画面となるでしょう。
HIRO12 Blackで映像を撮影する時の設定
ここまでは基本的な使い方をご紹介しましたが、ここからはGoProの撮影に関する内容をご紹介します。
写真撮影
HIRO12 Blackでは写真撮影をすることができます。
イージーモードでは、ナイトフォトとSuperPhotoのモードを切り替えとリニアと広角のレンズ設定と遅延タイマーの設定を行うことができます。
プロモードではイージーモードよりも細かい設定変更をすることができますが、大切な設定内容は以下の通りとなります。
モード
- 写真:標準的な撮影をすることができます
- バースト:一度に最大60枚の撮影をすることができます
- ナイトフォト:夜間に強い撮影をすることができます
レンズ
- リニア:一般的な画角で撮影します
- 広角:リニアよりも広い画角で撮影できます
出力
- Super Photo:Super Photo処理します。
- HDR:HDR処理します
- 標準:普通の出力で撮影します
- RAW:Jpgとgpr両方の形式で保存します。レンズは広角しか選べません
設定の保存も行えるので、保存しておけば再度設定し直す手間を省くことができます。
タイムプラスとは
タイムプラスとは一定の間隔を空けて撮影して繋ぎ合わせる撮影方法のことで、早送りしたような動画を撮ることができます。
タイムプラス撮影中に画面下の「リアルタイム撮影」のボタンを押すことで、通常の速度で撮影することも可能です。
Log撮影とHDR撮影の特徴
HDR撮影とは明るさの違う映像を複数撮影し合成する撮影のことで、より明るさの幅のある映像や写真を撮影することができます。
LogとはLogarithm(ロガリズム)の略で階調を対数を使って数値化することで、階調とは暗い場所から明るい場所までを何段階かに分けて表す数値です。暗い場所と明るい場所を分けることで撮影時の白飛び(ライトなどの光で画像が潰れること)を抑えることができ、編集しやすい映像を撮影することができます。
フレームレートとは
フレームレートとは1秒間に使われるフレーム数のことで、数値が多くなるほどフレーム数が多く使われるので映像がより滑らかになります。
しかし、数値が大きくなるほどデータ容量も大きくなるデメリットがあります。
HIRO12Blackで撮影する時のオススメ設定
撮影に関する内容をご紹介してきましたが「ならどのような設定にすればいいの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
ここからは僕のオススメの設定をご紹介していきます。
まずは、Vlogなど日常での撮影では以下の内容がオススメです。
Vlog撮影の設定
- プロファイル:HDR
- 解像度:4K
- フレームレート:60
- レンズ:リニアorワイド
- HyperSmooth:オン
明るい場所での動きの少ない撮影ならこの設定で困ることはないでしょう。
そして、次はスポーツやドライブなど動きのある撮影をする時のオススメ設定をご紹介します。
アクションシーンの設定
- プロファイル:HDR
- 解像度:4K
- フレームレート:30
- レンズ:Hyperview
- HyperSmooth:オン
HDR撮影でレンズをHyperViewに設定にしましょう。
HyperViewは振動が少なく、画角も広いので動いている中でもしっかりと撮影することができるでしょう。
最後に夜間に撮影する時の設定をご紹介します。
夜間撮影の設定
- プロファイル:Log
- 解像度:5.3K
- フレームレート:60
- レンズ:好み
- HyperSmooth:オン
夜間の撮影では暗所と街灯など明るい部分の明るさにかなりの差が出て、標準とHDR撮影では明るい部分が白飛びしやすくなります。なのでLog撮影がオススメです。
上記の設定では全てのレンズを使用することができるので、この辺りは好みの問題となりますが特に気にしないのであればリニア、ドライブ中などではHyperViewにすることをお勧めします。
ただLog撮影では画面が白っぽくなり、そのまま使うのは違和感が出てくるでしょう。しかし大体の動画編集ソフトではフィルターで自分の好きな色味にしやすいので、編集ありきにはなりますがより綺麗な動画を作ることができます。
設定による映像の撮れ方の違いはこちらの動画でご紹介していますのでご確認ください。
ポイント:容量よりも画質を重視して撮影するべき
オススメの設定をご紹介してきましたが、5.3Kやリフレッシュレートを最大にすることが前提となる為データ容量はかなり大きくなります。
上記の設定で約30分ほどの動画を撮影したのですが、大体10GBぐらいになりました。
ここまでデータが大きいとSDカードの容量が気になると思いますが、128GBのSDカードならバッテリー2個分の撮影はすることができますし、サブスクに加入していれば無制限にクラウドへアップロードすることが可能です。
折角のGoProで撮影をするなら妥協して中途半端な動画よりも最大限の設定で良い動画を撮影するべきでしょう。
アクセサリーを使って快適にGoProで撮影をしよう
最後に、GoProは様々なアクセサリーにマウントすることができます。
このアクセサリー類を使うことで運転中や歩きながらでも手に持たなくて良かったり、より安定した撮影をすることができます。
特にHIRO12 Blackはネジ穴もあるのでスマホスタンドなどマウントできる幅が広がっています。
なので、撮影に応じてアクセサリーを使い分けることでより良い動画を作ることができるでしょう。
アクセサリーはGoPro公式ページで販売していますが、Amazonでも様々なサードパーティー商品が出ているのでチェックしてみてください。
この記事の内容を参考に、GoProで色々と撮影してみてくださいね!