今回はGoogleが提供しているAIサービスのGeminiについてご紹介します。
去年ぐらいから分からないことを調べてくれたり画像を作成するなど様々なことを自動で行ってくれるAIサービスが話題になっていますよね。その中でもChat GPTは皆さん一度は使ったことがあると思います。
そんなAIサービスですが、去年GoogleからBardというAIによるチャット形式で応答してくれるサービスが始まり、2024年2月からはGeminiという名前に変更して現在サービスを提供しています。
ただ、「名前が変わっただけなの?」と思うかもしれませんが、GeminiはBardをベースに新しく利用できる機能もあります。
そこでこの記事ではGeminiの使い方を徹底的にご紹介していきます。
Geminiで出来る事
早速ですが、Geminiで出来る事をご紹介していきます。
Geminiで出来る事は大きく分けて以下の5つです。
Geminiで出来ること
- チャット形式での応答
- 画像認識
- 画像生成
- プログラミングコード作成
- 拡張機能の追加
チャット形式での応答
GmeiniはChat GPTと同じく様々な疑問をチャット形式で回答してくれます。
「分からないことは検索して調べればいいじゃん」って思うかもしれませんが、Chat GPTやGeminiを活用すると一々検索してサイトに入ってから求めている情報を探さなくても良くなるメリットがあります。
そしてGeminiはChat GPTよりも情報量が多く、感情に寄り添った文章での回答をしてくれる傾向にあります。
ちなみにChat GPTと同じく音声入力にも対応しています。
画像認識
次にGeminiでは画像を認識する機能があります。
画像を認識することで場所の特定や特徴などを詳しく解説してくれます。
画像生成
Geminiでは画像生成することが可能です。
しかし、2月16日現在では日本語に対応しておらず「create an image of 〇〇」(〇〇の後に作りたい画像の特徴を英語で記入)と検索すると画像を生成してくれます。
プログラミングコード作成
Geminiでは調べ事や画像を使った操作以外にもプログラミングコードを作成してくれます。
JavaScript、Python、C++など様々なコードに対応しており、コピペする事ができるのでプログラミング作業の効率向上に役立てれるでしょう。
拡張機能の追加
そして、GeminiはGoogleマップやGoogleドキュメントを拡張機能として使うことができます。
拡張機能をONにすると、アプリ内にあるデータを元を表示してくれたりアクセスできる様になります。
操作の時短や必要なデータだけを見つけるのに大きく貢献します。
Geminiの拡張機能をONにすると出来る事
先ほどGemini には拡張機能で他のGoogleアプリと連携させる事ができる事をお伝えしましたが、連携させるとどの様な事ができるのか詳しくご紹介していきます。
Googel Workspace
Gmail、Googleドキュメント、Googleドライブからファイルの検索からどの様な内容なのかを表示してくれます。
Gmailであれば差出人や特定のメールだけを表示させることができます。
GoogleドキュメントやGooGleドライブでは探しているデータを簡単に見つけることができます。
ただ、GooGleドライブ内にあるスプレッドシートや画像など一部表示されないデータもあります。
Googleフライト
GooGleフライトでは目的地まで飛行機を利用する場合、時間やチケット代を表示してくれます。
複数の便を表示してくれるので、値段や移動時間などを比較することが可能です。
Googleホテル
GooGleホテルではホテルを探すことができます。
「オススメ」や「安い」などの言葉を付け加えるだけで表示されるホテルが変わるので、自分の希望に沿ったホテルを見つけやすいのが特徴です。
出張や旅行だと、どのようなホテルがあるのか分からないと思いますが、Geminiを使えば手軽に周辺のホテルを探すことができます。
GooGleマップ
GooGleマップでは目的地までの経路や近くのお店などを表示してくれます。
Geminiを活用することで、複数の経路も簡単に表示してくれますし、評価の高いお店もすぐ見つけることができます。
YouTube
YouTubeをONにすると見たい内容動画を一覧に表示してくれます。
YouTube上では検索しても関係ないオススメ動画が出てきますが、Geminiで調べれば適切な動画を表示してくれます。
有料サービスGemini Advanced
GeminiはGemini Advabcedという有料プランがあり、Google OneでAIプレミアムに加入するとより高性能なAIのGemini Ultra1.0が使える様になります。
AIプレミアムは月額2900円です。
AIプレミアムプランはただGemini Ultra1.0が使えるだけでなくクラウドストレージが2TBまで増設され、他のプレミアムプランと同じ特典を利用することができます。
利用できる特典
- Googleフォトの追加機能
- ダークウェブのモニタリング
- プレミアムビデオ通話機能
- 複数デバイス対象のVPN保護
- 高度な予約スケジュール機能
Chat GPTの有料版は20ドルで日本円だと約3000円であり、値段の違いはあまりありません。
しかし、Chat GPTの有料版はChatGPTの機能が増えるだけです。
一方でGoogleOneのAIプレミアムはGeminiのAIが高性能になるだけでなく、Googleサービス全体の機能やストレージが増えるので、Geminiの方がサービス内容が充実していると言えるでしょう。
2月16日現在は2ヶ月間無料で利用することができますので、自分に必要なのかお試しに加入してみることをお勧めします。
Chat GPTよりもGeminiが優れている点
これまでGeminiについてご紹介してきましたが、同じ生成AIサービスであるChat GPTよりも優れている点が大きく2つあります。
まず1つ目にGeminiはChat GPTと比べて出来る機能が多いという点です。
Geminiはチャット形式で質問できる以外にも、画像生成や認証ができます。Chat GPTの場合は現状有料版を課金してDALL・E3を使う必要があります。
つまり、Chat GPTの有料版の機能をGeminiなら無料で使えるのです。
そして2つ目にGoogleアプリを連携することでこれまでよりも便利に使える点です。
この記事でご紹介した通り、Geminiは拡張機能から様々なGoogleのアプリと連携することが可能です。
Geminiから操作することで、アプリ内では複雑な操作も一文書くだけで完了できますし、様々なデータも一つの画面に表示させることができます。
この操作はGoogleだからこそできることであり、Chat GPTよりも明確に便利な機能と言えるでしょう。
まとめ
今回はGeminiについてご紹介してきました。
生成AIはChat GPTが先行していることもありGeminiはChat GPTの後追いしているサービスに思うかもしれませんが、無料で多数の機能が使えるのに加えてGoogleサービスとの連携でChatGPTよりも便利に使うことができます。
また、有料版でも2TBのストレージや便利な機能を多数使える点からGemini以外でも機能が拡充するメリットがあります。
なので、今後はGeminiを使ってみては如何でしょうか?
今回の内容は以上となります。
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