あなたはWordPressで利用できるAll in One SEOというプラグインを利用しているでしょうか?
All in One SEOは様々なSEO対策を行う事ができるプラグインとして認知されており、WordPressを開設したらインストールする事を推奨されてているコンテンツを見かけると思います。
僕自身も最初はAll in One SEOを利用していましたが、現在は様々なデメリットを感じてプラグインをアンインストールしました。
この記事では、All in One SEOを実際に使って感じたデメリットについてご紹介します。
All in One SEOを使う理由
まず、All in One SEOというプラグインを利用する目的はSEOに有利な設定を行う為にあります。
All in One SEOのプラグインを有効化する事で、サイト全体から記事1つ1つまで、ページ名設定、ページメタディスプリクションなど表示設定をする事が出来る様になります。
また、SEOに有効的な設定をされているのかを確認するチェック項目やコンテンツのボリュームなどから点数表示をしてくれるので、初心者ブロガーでもどの様に記事を書いたら良いのか一目で分かる指標にもなります。
All in SEOを導入する事によるデメリット
先ほどのAll in One SEOを入れる事で出来る様になる内容を見ると「やっぱAll in One SEO入れた方が良いじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし、All in One SEOを使ってブログ運営をする上で3つのデメリットが出てきました。
- 変更したと思っていた情報が反映されていない
- サイト自体の表示速度が重くなる
- SEOの点数を100点にしたところで必ず上位表示される訳ではない
変更したと思っていた情報が反映されていない
All in One SEOのプラグインをインストールして有効化すると、全てのサイトの情報が最優先で反映される様になります。
サイトの情報には、ページ名やまたディスプリクションなど様々ありますが、All in One SEOにはプロフィールなどの設定も行う事が出来る為、サイトの名前を変えたと思ったら全く反映されておらずに原因が分からない事がありました。
後に、All in One SEOの画面で管理しないといけないと分かって修正をしたのですが、情報の管理がめんどくさくなるなとこの時感じる様になりました。
サイト自体の表示速度が重くなる
All in One SEOはプラグインなので有効した段階で、サイトのCSSが付け加えられてサイトの表示速度が遅くなる傾向にあります。
と言っても、ただ有効化するだけではサイトの表示速度に大差は出てくる事はありません。
問題なのは、メタディスプリクションなどの情報をAll in One SEOとブログテーマどちらにも登録している場合、その2つの情報が重複してCSSに書き出されるので、記事を書く度にサイトの表示速度に悪影響が出てくるのです。
この事を知って、All in One SEOを削除したのですが、記事のメタディスプリクションはAll in One SEOに登録していたので、手間をかけてメタディスプリクションなどの情報を再設定する事にしました。そして、サイトの表示速度を少し回復させる事が出来ました。
SEOのスコアを100点にしたところで必ず良いサイトが作れる訳ではない
All in One SEOが初心者にオススメ最大の魅力として、作成した絵ページがSEOに強いのかチェック項目によるスコア化をしてくれる事です。
この採点で100点を狙えば良いサイトが作れると僕は思っていましたが、スコアを狙う事で不利になる事もあります。
特にメタディスプリクションは120文字を超えないと評価されないのですが、メタディスプリクションを120文字に設定すると途中で切れて何を説明したいのか分からなくなります。
また、本文の文字数による採点もされていますので、スコアの点数によって余計な文字を付け加えるのは逆にSEO的に不利になるのです。
All in One SEOが無くてもテーマでSEOに強いサイト設定は出来る
今回はAll in One SEOのプラグインを入れてはいけない理由についてご紹介しましたが、どの様にSEOに強いサイトを作れば良いのか?という疑問が残ると思います。
おさらいすると、All in SEOで出来る事は
- 検索で表示されるサイトや記事名の変更
- プロフィールの設定
- メタディスプリクションの設定
などありますが、これらは全てCocoonやAFFINGERなどテーマ側で基本的に設定をする事が出来ます。なので、All in One SEOを使わなくてもSEOに強い設定を行う事が出来ます。
ページメタディスプリクションの設定ができないテーマを使っている人は導入するしなければなりませんが、ほとんどのテーマではAll in One SEOは不要と言えるでしょう。
もし現在All in One SEOを使っている場合は、削除する事を検討してみて下さい。